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アクセルを踏み込めロングバケーション

ライブの感想メモ。FM802「REDNIQS」に送った赤れぽの置き場となりそうです。

D'ERLANGER 豊洲PIT 4/22 「REUNION 10th ANNIVERSARY -薔薇色の激情-」

4/22(土)、豊洲PITでのD'ERLANGER再結成10周年ライブに行ってきました。
「薔薇色の激情」と題されたこの公演、日比谷野音での復活劇から10年走り続けたD'ERLANGERの集大成を、D'ERLANGERらしい激しさたっぷりに堪能できました。
ステージには、左右それぞれに天井から球体が5つと十字架が吊らされ、野音と同じSE『Kain』に合わせて、中央に「D'ERLANGER REUNION 10th ANNIVERSARY」の幕が降りてくるとフロアのテンションも最高潮に。登場したメンバーが演奏し始めたのは『dummy blue』。復活一作目のアルバムのスタートを飾った曲です。激しいリフに煽られ、そのまま2曲目『SADISTIC EMOTION』へなだれ込むまさに激情をあらわにしたようなスタートでした。MCでは一転して「野音の前にみんなで焼肉を食べに行ったんだけど、その時に奥歯の詰め物が取れたことを思い出した(笑)。でもそっから10年取れてないぜ!(フロアからは爆笑混じりの歓声)」という余談しかない緩さも見せつつ(笑)、新旧にわたるベスト盤とも言えるセットリストで、やはり"今が最高"なD'ERLANGERです。
特に『DARLIN'』や『BABY』、『LOVE/HATE』では、kyoさんのシャウトが響いたかと思えば、CIPHERさんがkyoさんのそばでギターを奏で雄叫びをあげたり、Tetsuさんが切り裂くような激しいスネアの音で応えたり、今までに無いほど緊迫していて胸に込み上げるものを共有するようなステージでした。
『Angelic Poetry』でのSEELAさんのソロタイムでは、随所にアレンジの効いたフレーズを挟んでいましたが、ベース一本でここまで人を惹きつけられるものかと感動しました。
ラストに新曲『バライロノセカイ-Le monde de la rose-』が披露されると、ファンも早速ノリノリでサビでは「DARLIN'」のフレーズを合唱。それを嬉しそうに見るメンバーが印象に残っています。
kyoさんが「D'ERLANGERにとって、結成25周年は間が抜けてたからこそばゆかったけど、この再結成10周年は、胸を張って言える記念日です」と話していましたが、メンバーにとって初めての胸を張れる10周年、感慨深いものだったことがステージでの姿や演奏から伝わります。そして、ここから始まる記念の一年と、さらにその先をまだまだ見続けたいです。

MERRY w/sukekiyo,犬神サアカス團 味園ユニバース 3/17 「三月に咲く愚鈍共による錆びたハサミと戒厳令の雨あられ 三輪車の花園にて、許しておくんなはれや」

3/17に、大阪・味園ユニバースでのMERRY主催「三月に咲く愚鈍共による錆びたハサミと戒厳令の雨あられ 三輪車の花園にて、許しておくんなはれや」に行ってきました(長い!笑)。sukekiyo、犬神サアカス團との3マンでしたが、強烈な会場で強烈なバンドの競合を見られるということで、MERRY以外の2バンドに関しては初めて見るライブでしたが、とても楽しみにしていました。
ブザーが鳴り照明が落ちると、スモークと共に現れたのはsukekiyoのバンドメンバー。黒い衣装で揃えたメンバーに続いて、包帯を巻き赤い着物を着た京さんが静かに登場しました。スモークと赤・青といったライトに包まれながら包帯を振って歌い踊る京さんは、こちらに心の叫びを訴えかけるよう。sukekiyoのライブでは動かずにじっとステージを見るものと聞いていましたが、実際ステージを見ていると緊張感に圧倒され動けません。京さんの歌舞伎のような踊りで1つの舞台を見ている感覚になり、演奏・歌・踊りから、狂気を美しさのヴェールで覆ったような印象を受けました。曲は、うねる低音がカッコよく、改めてじっくりと聴いてみたいです。
sukekiyoに圧倒された後は、ステージ上に赤い旗を立てた犬神サアカス團です。最初の2曲から歌詞が強烈で(列車事故の描写など)、歌い終わってからのMCでは凶子さんが「前にこの2曲を大阪でやった時、気分の悪くなった人が出ちゃって」と告白していました(笑)。「sukekiyoのファンの人なら大丈夫だと思うけど!」と笑わせつつ、「人が多くて緊張する〜笑っちゃう〜」と可愛らしい凶子さんでしたが、やはり曲が始まると力強い語りと歌でした。演奏の安定感が抜群なうえに凶子さんのボーカルは詞がはっきりと耳に残る歌声で、初めて聴く曲でも激しい歌詞が頭に残っています。また犬神は会場の照明を最も使いこなしているようにも思いました。どちらかと言えばアウェイだったのではないかと思いますが、演奏力と世界観の明確さで、いつの間にか犬神の世界になっていました。
別世界に連れてこられてから、最後はMERRYの出番です。この日のMERRYはかなり激しくいつも以上に気持ちを吐き出すような演奏だったと思います。ガラさんは前2バンドのステージも見ていたそうで、その強い狂気に引っ張られるものがあったのかもしれません。最新シングルの『傘と雨』は、ミディアムテンポでじっくり聴くか、身体を動かすかが人によって分かれるような曲ですが、この日はいつもよりテンポアップしてかなり激しい曲となっていたように感じました。
アンコールでは、『平日の女』の演奏中は撮影OKとのことで、この曲では、いつもの口紅やライトを使って女優のようなガラさんでした。(ツイッター上で「#MERRY5月5日野音」を付けて公開せよとの指令でしたので、こちらで検索すると、ファンの方が撮影した素敵な写真・動画を沢山見られます)最後は本編より少し落ち着き、メンバーも楽しんでいる雰囲気のまま終わった良いライブでした。
3バンドとも個性が強く、数時間のうちに見たとは思えないほど、それぞれの世界に引き込まれました。それでもまだまだ入り口から少し覗いただけなのでしょうか、初めて見た2バンドについても、これをワンマンでたっぷり1〜2時間見たらどうなるんだと思わせられた、素敵な3マンでした。

MERRY HOLIDAY OSAKA 2/4 MANY MERRY-HOLIC&2/5 RAINY MERRY-HOLIC

2月4日から5日にかけてのMERRY大阪公演に行ってきました。初日夜のライブと、2日目夕方のフリーライブに参加してきたので、合わせて書きます。

初日も新譜『傘と雨』に絡めた企画、”雨が降ったらフリーライブ”の予定だったのですが、残念ながら晴れたため夜だけが予定どおり開催されました。
個人的には昨年夏ぶりのMERRYライブでしたが、ステージの机を見た瞬間、ああMERRYのライブだなと実感しました(笑)。
ですが、今回は『傘と雨』に収録されている「Zombie Paradise ~地獄 DISCO mix~」がSEに採用されていて、珍しくダンサブルな幕開け。
そのまま「Zombie Paradise」を一曲目に、「sweet powder」や「T.O.P.」からの「絶望」など、かなり攻めた激しいセットリストでした。
バラードよりもフロアの反応を求める暴れ曲が大半で、「[human farm]」ではサビでフロアが照らされ、私はその演出に掻き立てられてモッシュに飛び込みましたが、こちらを照らす=暴れなさいという意味だと思うのは私だけでしょうか(そんなことないはず!笑)。
一方で、バラードでは歌詞を全身で伝えるガラさんの動きにも魅せられました。手持ちのライトやハット、口紅といった小道具を使って演出したり、ステップを踏み腕を伸ばして、歌の世界の主役を演じるような姿は、せつない歌声と合わせて強く印象に残ります。
MCでガラさん自身が「ライブは『楽しい』ことは大前提で、それだけでなく、もっと、『あの歌よかったよね』とか『あの演奏よかったよね』とか、そういう感想を、ライブが終わってからも言い合ってもらえるような、心に残るライブがしたい」と言っていましたが、MERRYのライブはそれを実現していっていると思います。

さて初日の余韻を残したまま、2日目は朝から雨模様で、フリーライブ開催がお昼頃に発表されました。当日は難波でサイン会があり、その場で結生さんが「企画倒れにならず、ほっとしています」とコメントしていましたが、本当に無事、雨が降ってよかったです。。。
フリーライブはアコースティックスタイルで始まり、新曲の「傘と雨」をアコースティックで披露した以外にも、「ザァーザァー」や「さよなら雨」など雨にまつわる曲が続き、しっとりとした雰囲気になっていました。
4曲ほど演奏した後は、ネロさんがドラム台に座り、一転して激しい曲へ。「不均衡キネマ」から4曲ほどを続け、再び「傘と雨」を演奏して、一時間ほどでしたが、満足感たっぷりのライブでした。

4日のライブでも5日のフリーライブでも、たびたび「5月5日の野音」のことを口にしていたメンバーでしたが、このツアーでの勢いを持って、雨でも晴れでも素晴らしいステージにしてくれるのではないかと期待します。野音に向けてMERRY中毒者を増やすのが目的というこのツアー、私に関して言えば大成功です。野音まで行くつもりは全くなかったのですが、行きたい気持ちが高まった2日間でした。心に残る楽しい2日間でした。