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アクセルを踏み込めロングバケーション

ライブの感想メモ。FM802「REDNIQS」に送った赤れぽの置き場となりそうです。

MERRY w/sukekiyo,犬神サアカス團 味園ユニバース 3/17 「三月に咲く愚鈍共による錆びたハサミと戒厳令の雨あられ 三輪車の花園にて、許しておくんなはれや」

3/17に、大阪・味園ユニバースでのMERRY主催「三月に咲く愚鈍共による錆びたハサミと戒厳令の雨あられ 三輪車の花園にて、許しておくんなはれや」に行ってきました(長い!笑)。sukekiyo、犬神サアカス團との3マンでしたが、強烈な会場で強烈なバンドの競合を見られるということで、MERRY以外の2バンドに関しては初めて見るライブでしたが、とても楽しみにしていました。
ブザーが鳴り照明が落ちると、スモークと共に現れたのはsukekiyoのバンドメンバー。黒い衣装で揃えたメンバーに続いて、包帯を巻き赤い着物を着た京さんが静かに登場しました。スモークと赤・青といったライトに包まれながら包帯を振って歌い踊る京さんは、こちらに心の叫びを訴えかけるよう。sukekiyoのライブでは動かずにじっとステージを見るものと聞いていましたが、実際ステージを見ていると緊張感に圧倒され動けません。京さんの歌舞伎のような踊りで1つの舞台を見ている感覚になり、演奏・歌・踊りから、狂気を美しさのヴェールで覆ったような印象を受けました。曲は、うねる低音がカッコよく、改めてじっくりと聴いてみたいです。
sukekiyoに圧倒された後は、ステージ上に赤い旗を立てた犬神サアカス團です。最初の2曲から歌詞が強烈で(列車事故の描写など)、歌い終わってからのMCでは凶子さんが「前にこの2曲を大阪でやった時、気分の悪くなった人が出ちゃって」と告白していました(笑)。「sukekiyoのファンの人なら大丈夫だと思うけど!」と笑わせつつ、「人が多くて緊張する〜笑っちゃう〜」と可愛らしい凶子さんでしたが、やはり曲が始まると力強い語りと歌でした。演奏の安定感が抜群なうえに凶子さんのボーカルは詞がはっきりと耳に残る歌声で、初めて聴く曲でも激しい歌詞が頭に残っています。また犬神は会場の照明を最も使いこなしているようにも思いました。どちらかと言えばアウェイだったのではないかと思いますが、演奏力と世界観の明確さで、いつの間にか犬神の世界になっていました。
別世界に連れてこられてから、最後はMERRYの出番です。この日のMERRYはかなり激しくいつも以上に気持ちを吐き出すような演奏だったと思います。ガラさんは前2バンドのステージも見ていたそうで、その強い狂気に引っ張られるものがあったのかもしれません。最新シングルの『傘と雨』は、ミディアムテンポでじっくり聴くか、身体を動かすかが人によって分かれるような曲ですが、この日はいつもよりテンポアップしてかなり激しい曲となっていたように感じました。
アンコールでは、『平日の女』の演奏中は撮影OKとのことで、この曲では、いつもの口紅やライトを使って女優のようなガラさんでした。(ツイッター上で「#MERRY5月5日野音」を付けて公開せよとの指令でしたので、こちらで検索すると、ファンの方が撮影した素敵な写真・動画を沢山見られます)最後は本編より少し落ち着き、メンバーも楽しんでいる雰囲気のまま終わった良いライブでした。
3バンドとも個性が強く、数時間のうちに見たとは思えないほど、それぞれの世界に引き込まれました。それでもまだまだ入り口から少し覗いただけなのでしょうか、初めて見た2バンドについても、これをワンマンでたっぷり1〜2時間見たらどうなるんだと思わせられた、素敵な3マンでした。