サラマンダーソロ

ライブの感想メモ。

MERRY 日比谷野外大音楽堂 5/5 「Tokyo Spring 日比谷デモクラティック〜羊達の主張〜」

5/5(金・祝)、日比谷は雲ひとつない晴天で、入場時には日向だと暑いくらいでした。
入場してステージを見ると、左右に公演タイトルの書かれた垂れ幕、後方にはピンクや紫のド派手な背景に「MERRY」と書かれたバックドロップ、前方には客席とステージを分断するように金網フェンスが立てられていました。登場したメンバーは檻の中にいるような状態で『演説〜シュールレアリズム〜』、そして『[human farm]』。拡声器を持ったガラさんが歌い叫びながらフェンスを掴んだりよじ登ったりと、公演タイトルを体現するオープニングでした。
柵が撤収されても『「東京」』『ハライソ』『T.O.P』と激しい曲をたたみかけ、『絶望』では、ガラさんが猛ダッシュで客席中央に設置されたミニステージへ移動し後方を煽ります。「せっかくこっちに来たのに前のステージを見てる人がいました」と言い残したガラさんがステージに戻れば、夕暮れ前にはアコースティックタイム。『真っ赤な青い春…』や『平日の女』などが演奏されましたが、薄暗くなってきた空に曲が広がっていくようでとても心地良かったです。(ちなみにアコースティックの曲間は客席も静かなのですが、唐突にガラさんが「森友問題とか…」と切り出し(客席笑)、「ミサイルが落ちてくるとか、色んな問題がありますけど、不倫はまだ終わりません」。爆笑する客席をよそに「聴いてください、平日の女」と曲に突入。ライブを思い出すと森友問題も思い出しそうです…)
中盤には一旦ガラさんがはけて、楽器隊メンバーによるMCでした。「そろそろ暗くなってほしい。恥ずかしい」という結生さん(笑)。ガラさん不在のまま『NOnsenSe MARkeT』が始まりましたが、すぐにバックドロップが落とされるとステージ最後方中央にお立ち台が現れ、そこに立つガラさんが登場しました。
後ろにはスクリーンがあり、夜は映像込みの演出です。特に『傘と雨』での、スクリーンを窓に見立てて、雨粒が当たって濡れていく映像が素敵でした。
「この曲を作ってから、ずっとここでやりたかった」という『千代田線デモクラシー』を合唱し本編終了。
アンコールでは、テツさんが首のコルセットを外して出てきました。ベースを肩からかけ、大歓声を浴びるテツさん。そして演奏されたのは『梟』*1でした。歌詞がテツさんの姿に重なり、この日のクライマックスの1つだったと思います。
この日はダブルアンコールに応えてくれました。『バイオレットハレンチ』では上手へ下手へと動くテツさん、最後の挨拶で「なんか身体が軽いんだよね〜。もっと長い時間できるよう、俺もがんばるから、みんなMERRYをよろしくね」と頼もしい言葉をもらいました。また、本編では特効の影響で結生さんのギターが鳴らなかったため、「リベンジしたい」と最後に2回目の『千代田線デモクラシー』。「この野音で、みんなでこの曲を大合唱するのが夢だったんです」というガラさんに煽られ、この日一番の歓声と合唱をもって終了しました。ガラさんの夢が叶ったと信じたいです。
メンバーの全身全霊の姿に引っ張られ、野外での空の変化を計算した演出に魅せられたライブでした。野音はMERRYにとって、その時の集大成を見せる場であり、今回の成功によってまた次のステージに進めるのだと思います。47都道府県ツアーの開催が発表されましたが、各地でどんなライブになり、ファイナルへ向かっていくのか楽しみです。